スケジュールの見通しを説明して不安感をなくす
我慢ができない、集中して取り組めない、じっとしていられない、突発的で自分勝手な行動が多い。子どもの困った状況には様々な原因がありますが、意外に効果的なのが「先の予定の説明をきちんとする」です。
予定やスケジュールの組み立てを「子どもが我慢できるように、耐えられるように」するのは有効ですが、それだけではなく「今やっていることは何時終わるのか」「その後に何をやるのか」「予定の数や順番は」「何時になったら帰ったり休みや楽しみの時間になるのか」がわからないと、本来なら我慢できるはずのことも難しくなります。
大人の私達も「終わりの条件がハッキリしない仕事」や「何時までなのかわからない待ち時間」「終わったと思ったら次々と渡される課題」等にはウンザリしてしまいますよね。
きちんと先の見通しを立てて理解することで、不安要素を無くし、混乱する要因を取り除き、自立的にスケジュールに取り組めるようになっていきます。
言ってもわからないから説明しない、では何時までたっても同じことの繰り返しです。使っている語彙が難しければ易しい言葉で。言葉での指示説明が入りにくい時には絵や写真、具体物を使って説明してください。
乳幼児期から学齢期まで、理解できる内容や言葉のレベルは子どもによって様々です。本人にきちんと伝わるような方法で説明して「自分の予定を自分で把握している」状況に置いてあげてください。