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	<title>把握 | 赤ちゃんの夜泣きとママの不眠のための音楽療法</title>
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	<description>泣きやまない赤ちゃんと産前産後の母親のための音楽療法</description>
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		<title>5一対多の対応の技術-7集団と個人</title>
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		<dc:creator><![CDATA[sos]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 12 Oct 2010 06:07:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[育てる技法 乳幼児教育の基本]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>子供の集団の中で大人が考えるべきこと、優先順位として気をつけていかなければならないことを記します</p>
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</ol>
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										<content:encoded><![CDATA[<aside class="row veu_insertAds before"><div class="col-md-12"><script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-1879850951839915"
     crossorigin="anonymous"></script></div></aside><h3>一人でできることの限界</h3>
<p>相手は大人数、こちらは一人。こんな状況じゃ満足に把握もできない、とぼやきたくなる気持ちもわかりますが、愚痴を言っても始まりません。子どもの中で大人は自分一人、その状況で最大限にできることを良く考えてやるしか道はありません。</p>
<p>まずは自分の限界を知ることから始めましょう。自分が走ればどれくらいまでの距離なら追いつけるのか、自分が子どもと最大何人同時に話ができるのか、自分が安全に外に連れて行けるのは最大何人か、自分がその場を離れて再び帰ってきても安全な時間はどれくらいなのか。</p>
<p>これを過小評価、過大評価せずに真実と向きあってください。その中で最大限の安全策をとり、それから残ったエネルギーを指導、教育や保育、支援に向けるのです。</p>
<h3>集団として全員をみる</h3>
<p>集団としての子どもたちには一人一人の子どもとは違い、集団としての特性や独自の流れがあります。</p>
<p>例えば子どもたちが遊んでいる前にボールを一個投げれば集団で我先にとボールの後をついて行くかもしれません。ご飯の時間になればチャイムがなっただけでわかっている子どもは食事の準備にかかるでしょうが、わからない子どもや戸惑っている子どもも後に続いて真似を始めます。</p>
<p>集団でお出かけした場合は、全体が整然と並んで歩いていればはみ出す子は大幅に減りますが、ダラダラと無秩序に歩いていけば飛び出す子どもや列から離れる子どもは大幅に増えます。これは集団でお互いに場の空気を読みあった結果そうなるのです。</p>
<p>厳しくすればいいということではありません。集団として一つの流れを作ってあげることが重要なのです。</p>
<h3>優先順位は刻々と変化する</h3>
<p>安全第一なのは当然ですが、それ以外の優先順位は刻一刻と変化していきます。</p>
<p>多くの子どもが話しかけてきてかまってもらいたがりますが、あなたの中の優先順位はきちんとはっきり自覚しているでしょうか。それは自分の中できちんと線引きされていなければなりませんが、かといって固定されてしまってはいけないのです。</p>
<p>楽しく話している最中に別の子どもがトイレに行きたがるかもしれません。トイレに連れて行く途中に他の子どもが怪我をして泣いているのを発見するかもしれません。救急箱を取ってくる間に電話がなるかもしれません。もちろん電話は後回しです。先生の立場ではゆっくりと何か他の事を考えている余裕などないのです。しかしいつかは最初に話していた子どもたちもフォローしなければなりませんし、電話も数回かかってきているのなら緊急事態の可能性もあります。その場その場でよく考えてベストな行動を取りましょう。</p>
<h3>絶対にやらなければならないこと</h3>
<p>何度も言うように最低限の優先条件は安全面です。特に子どもは思わぬことから大怪我をしてしまう事もあり、また怪我によって入院や手術などの本来無くてもいい苦労を子どもや保護者に強いる結果ともなるのです。また怪我の内容によっては将来に渡って子どもが苦労する事態にも発展します。</p>
<p>逆に言えば安全であるならば、絶対に「やらなければならない」その他のことは、そう多くはありません。その代わりに、絶対ではないが「やった方がより良いこと」は山のようにあります。そこにどれだけの力を注げるのかが子どもと接する人間の腕の見せ所だと思ってください。</p>
<h3>空いた時間に優先順位が低いことを</h3>
<p>よく予定を組む時には緊急性と重要度を踏まえて考えろといいます。急いでなくても重要な用事や、今すぐやらなければならないが重要度は低いことがあるのです。</p>
<p>あなたが子どもと接する時間には限りがあります。そこできちんと自分の中で子どもとの間の予定を組んでおきましょう。しかし予定通りになるとは限りません。優先順位はころころと変わります。その中で重要度の低いことや緊急性の低いことが埋もれてしまわないように気を付けましょう。</p>
<p>よく言う言い回しに「後でね」という言葉がありますが、後で後でと便利に使っていないでしょうか。子どもにとっては大人が軽く言った「後でね」はきちんとした約束です。ちゃんと後になってフォローしましょう。時間がかなり過ぎていても約束を守るのと守らないことは大きな違いです。</p>
<p>守られない「後でね」が続くと、子どもの中では約束の意味を失っていきます。最近、子どもが「後でね」と言っても聞きわけがなくなっていませんか。それは「後で必ずね」が、ただのその場しのぎだと思われているからに他なりません。</p>
<h3>自分の冷静さを優先すべきことも</h3>
<p>集団に囲まれて対応に追われていると、ついつい語気が荒くなったり、対応が雑になったりします。ですが子どもたちには大人のそういう面をなるべく見せたくはありません。自分の許容量が限界を超えていると思ったら、すこし我に返って落ち着いてみましょう。深呼吸でもかまいません。</p>
<p>冷静さを欠いている時にはミスも犯しやすくなり、事故が起こる危険性も増します。子どもの安全を見守るように自分の冷静さも見守るようにしてください。あまりの緊張の連続が続いた時には、みんなで一休みすることもいいでしょう。子どもたちは不満顔かもしれませんが、あなたの緊張の糸が切れ、大きなトラブルが起こるよりもマシな選択かもしれないのです。</p>
<h3>自分が中心人物であることを自覚する</h3>
<p>子どもたちの中に大人が一人いれば、どうしても中心人物にならざるをえません。できるだけ子ども同士のことや全体の流れに口を出さないようにしていても、子どもは何かにつけてあなたの判断を仰ぎに来るでしょう。そのような時以外にも、あなたの行動は子どもたちに見られて影響を与え、模範になってもいるのです。</p>
<p>自分一人が中心人物ではなく、子どもの方にできるだけスポットライトを当てたいものですが、子どもが多くなれば司令塔の役割が必要です。それさえも子どもの側でやってもらうのが一番ですが、その流れを見守り大きな逸脱がないように、主人公たちを陰ながら支えて方向付ける監督の役割であることを自覚してください。</p>
<p>※この関連内容を書籍型pdfファイルにまとめたものが<br />
「育てる技法」としてダウンロードできます<br />
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			</item>
		<item>
		<title>6多対多の対応の技術-3誰も見ていない部分は無いか</title>
		<link>https://www.childzzz.com/growth/eduart/71</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[sos]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 12 Oct 2010 06:04:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[育てる技法 乳幼児教育の基本]]></category>
		<category><![CDATA[24時間]]></category>
		<category><![CDATA[トラブル]]></category>
		<category><![CDATA[伝達]]></category>
		<category><![CDATA[保育園]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>子供一人には先生や保護者を含めて大勢の人間が関わっています。連絡を密にすることで情報の漏れをなくして役立つ支援を行うことが出来ます</p>
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</ol>
</div>
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     crossorigin="anonymous"></script></div></aside><h3>誰も全体を正確に把握することはできない</h3>
<p>子どもの周りにいる大人たちは大人数で、それぞれが別の時間、別の場を見守っています。その為に一人の人間が２４時間一人の子どもの世話をして見守る事は不可能です。寝ているか起きているかだけだった乳児も成長と共に生活パターンも複雑になり、様々な場面の転換に向き合うことになります。生活の多様化です。</p>
<p>そこでは誰か一人の人物が子どもの全情報を把握しておくのは無理なことです。一番の情報を持っているのは親でしょう。そして次に園での担任が続きます。様々な情報を集めて理解しようとしても全体を隈なく把握する事は難しく、そこで情報交換の大切さが浮かび上がるわけです。</p>
<h3>自分が見えたもの、感じたもの</h3>
<p>まずは大人の一人一人が自分が見た事を正確に他の人に伝達する事から情報交換は始まります。自分のそばにいる間の行動、失敗、試行錯誤、興味の対象、できたこと、できなかったことを正確に記憶しておき、他の人に伝えます。</p>
<p>その際、自分が想像した事、推理した事も同時に伝えます。盛んにジャンプを繰り返していたが棚の上に興味があるんじゃないか、少し食欲がなかったがその前に水を飲みすぎたんではないか、等です。これは実際に起こった事とは区別して、自分の考えとして伝えるようにしましょう。</p>
<p>次に自分がその時にどのように対応したのか、その対応によって子どもの行動がどのように変化したかを伝達する事が大事です。トイレの時に行ったら出なかったが５分ほど座っているように言うと出た、等の情報はとても有意義です。これも忘れないように伝えましょう。</p>
<h3>情報の共有</h3>
<p>自分個人が見た事を胸に秘めていても何も得にはなりません。これをみんなで情報共有する事が大事です。家族内でも親だけでなく他の家族などから情報を教えてもらって、子どもの全体像を掴みましょう。家での生活パターンと成長具合を把握するのです。</p>
<p>そして園の側でも引継ぎや情報交換によって園側の生活の状況を細かく判断して家族に伝えます。特に先生間での情報伝達が上手くいっていないと大きなトラブルを招くことがあります。家庭での様子や園での様子は、それぞれが互いに連絡を取り合い、同じ情報を持っておくことが大事です。</p>
<h3>家と施設での連絡</h3>
<p>園でのことは園にお任せ、家庭での事は家庭にお任せになっていないでしょうか。よく連絡帳に「今日も元気です」「今日も楽しく遊びました」等の簡単な挨拶の文句しか書いていないケースを見かけますが、これはとてももったいない事です。確かに毎日連絡帳を細かく書くのは先生も保護者も大変なことです。しかしここに一番力を注いでほしいのです。</p>
<p>成長期の子どもの事、全く何も変化がないことはありません。無いように見えたら、こちらから積極的に探してください。「今日は家で片付けの練習をしました」「園で砂遊びで山を作りました」のような他愛のない事でもいいのです。</p>
<p>その情報を知っていれば、園では「家でやったように片付けしてみようか」、家では公園に行った時「この間、園で作った山を作って見せて」等、活動の継続に繋がります。この情報がなければ完全に子どもの興味はストップするでしょう。</p>
<h3>子ども一人の生活の流れを想像する</h3>
<p>園側も保護者側も、子ども自身の一日の流れを大体は把握しておくようにしてください。特に園側で先生たちは子どもが帰ってどのような家庭の過ごし方をしているのか無理解な場合が多く見られます。これは考えていないのではなく、情報がないからです。</p>
<p>園から帰って必ず手洗いやうがいをしているのか、食事時間までは何をして過ごしているのか、食事は和室で食べているのかダイニングで食べているのか、食後はどの部屋で何をして過ごしていることが多いのか、好きなテレビ番組は何か、お風呂に誰と入ってどこまで体を洗っているのか、何時ぐらいに寝て起きているのか、夜尿の有無は等、先生達の知らないことが家庭には沢山あります。</p>
<p>保護者にとっては当たり前の情報でも、先生側が知らないのは残念なことです。これを知っていれば園での活動にも大きく役に立つことがあるかもしれません。</p>
<p>逆に保護者は園での時間割ぐらいは知っているでしょうが、細かくどんな風に行っているのか知る機会も少ないでしょう。お互いに子ども本人の一日の流れを考えて自分がどこからどこまでを担当しているのか、よく理解しましょう。</p>
<h3>不明な部分を洗い出す</h3>
<p>園でも家庭でも常時つきっきりというわけではありません。もちろん危険の無いように視界の中にはいるかもしれませんが、完全に子どもを監視しているということはないでしょう。逆に監視されているような印象を子どもが持てば、それはあまり良い気分ではないでしょう。先生も親も充分見ているような気になりますが、ところどころ抜けているところがあるかもしれません。</p>
<p>情報交換を行う中で抜けているところが見つかるかもしれません。最近トイレが出来るようになったからトイレのやり方をよく見ていない、玩具で遊んでいる時にどんな遊びをしているのかよく見ていない等です。お互いに不明な部分はどんどん聞きましょう。そして情報が足りなければ、次からはそこを重点的に観察すれば良いのです。</p>
<h3>心の動きを追う</h3>
<p>子どもの一日の行動はこれでトータルして追えるようになりました。しかし精神的な部分はなかなか外から見ただけでは判りません。これについては行動から想像するしかないのです。子どもの心の一日の動きもできるだけ見て、想像して補いましょう。</p>
<p>朝、お母さんと朝ごはんを食べてご機嫌、園に行くのを嫌がるがバスに乗ったら楽しい、園での活動で疲れてグッタリ、食事で嫌いな物を食べろといわれてションボリ、お母さんが迎えに来て喜んで帰る等というように、子どもの感情や心は一日の中でも大きく運動し、上下動を繰り返します。</p>
<p>実際の行動とあわせて内面の情報も良く読み取り、情報を交換できるようにしたいものです。</p>
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			</item>
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		<title>7対応→反応→対応の連鎖-2子どもにとっての意味</title>
		<link>https://www.childzzz.com/growth/eduart/59</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[sos]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 12 Oct 2010 05:58:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[育てる技法 乳幼児教育の基本]]></category>
		<category><![CDATA[スキーマ]]></category>
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		<category><![CDATA[迷子]]></category>
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     crossorigin="anonymous"></script></div></aside><h3>子ども側の視点</h3>
<p>大人たちは周りで右往左往していますが、これを完全に子どもの視点から見てみましょう。まず第一に子どもが自分以外に複数いる場合は、園だろうが兄弟姉妹だろうが１００％相手の関心を引くことはできない、という事実です。これはどんなに小さな子どもでもわかります。上の子が赤ちゃん返りをおこしたり、下の子が上の子を憎むようになることも当然ありえるわけです。</p>
<p>こうならないように過剰に平等であることを意識した対応もあります。姉妹で全ての服をおそろいにしてみたり、遊びや食べ物を無理に平等にする園などもありますが、そういう見かけ上の平等では子どもの心は満足しません。</p>
<p>そして事実完全に平等だったとしても、子ども心は更に親や先生の独占を望むのです。むしろ完全な平等は諦めて、その子どもにあった言葉かけや対応を突き詰めていった方が効果が上がります。</p>
<h3>褒められた</h3>
<p>子どもは大人に褒められた時には、素直に喜びます。しかし褒められた時に、そのうれしさと内容が結び付けられていないことも多く見られます。自分が行った動作の何処を褒められたのか、具体的に言われないと、それは関連付きません。段差からジャンプしたことを褒めると、ジャンプという動作ができるようになった事、元気が良いことを褒めたかったはずなのに、より高い所から飛び降りてみようとして怪我をすることさえあります。</p>
<p>褒める時にはきちんと何が、どのように、どれくらい良かったのかを話しましょう。そうすれば子どもは自分がどの方向に向かって成長すればいいのかを理解することができます。</p>
<p>しかしそれを説明しなければ褒められたことに夢中になって同じ行為を何度もやってみたり、周囲が望まない方向に伸びていこうとするかもしれません。こうなれば褒めたぶんは褒め損です。適切に言葉をかけることで逆に少ない回数で正しい発達を促すこともできるのです。</p>
<h3>叱られた</h3>
<p>叱られ方によっては、子どもは恐怖や驚きのあまりに怒られた内容は全て頭から飛んでしまって、ただ泣きじゃくったり逆に怒りだしてしまうことがあります。子どもが悪いとわかっている事を恐る恐るやることは意外と少ないものです。</p>
<p>怒られる多くの場面は、子どもが何が悪いのかわかっていなかった場合か、悪いことだと知っていても瞬間的に忘れてやってしまったかのどちらかです。</p>
<p>なので怒られた瞬間、子どもはその展開を予想もしていなかったことが多くあるのです。急に怒鳴られて子どもはビックリし、まだこの時点では何が悪かったのか冷静に思い返すことはできません。なので必ずここで一呼吸おきましょう。</p>
<p>事故が起こりそうな時や危険な時に大声で制止するのは当然ですが、危険がなくなったら、しばらく子どもと向かい合ってみましょう。</p>
<p>できればここで呼吸を整えた子どもに何が悪かったのか自分で考えてほしいところです。こちらから「何で今、怒られたと思う？」と尋ねてみてもかまいません。</p>
<p>悪い場面を目撃して大人も気がたっています。そのままで言い合ってもケンカのようになるだけです。大人も声を落ち着け静かに話しましょう。叱る目的はあくまで「次に同じ悪いことをしない」ようになるためです。</p>
<p>子どもが戸惑って考えがまとまらないうちに非難の言葉を続けても、子どもにとってはただの嫌がらせになってしまいます。怒りと悔しさで子どもは全てを忘れてしまいます。これでは怒り損です。</p>
<p>子どもが落ち着いてから、理由によってきつく叱ったり怒ったりする事は効果が上がります。しかし、それはあくまで子どもが話を聞く体勢を整えてからにしてください。</p>
<h3>無反応</h3>
<p>子どもは最初大人はずっと自分のことを見てくれていると思っています。実際に乳児の頃はほとんどつきっきりで、何か他のことをしていても子どもは視界に入っている事が多いでしょう。</p>
<p>しかし幼児になって行動範囲も広がり、動きも速くなると子どもはすぐに視界から消えてしまいます。また安全な場所なら子どもが遊ぶにまかせて目を離すことも多くなるでしょう。それに慣れるまでは子どもはいつも自分を見てくれていると思っていた親を見失ったり、先生とはぐれたりで迷子になってしまうこともあります。この迷子は子どもが思っているだけで、実際にはたいした距離を離れているわけではないのですが、子どもなりに不安感を覚えるのです。</p>
<p>そして次は自分から積極的に親や先生に自分をアピールしようとしてきます。見てほしいわけです。これは他の子どもがいれば、当然その他の子どもがライバルになります。</p>
<p>ここで子どもが期待しているのはもちろん褒められることです。時には何か間違っていて叱られるかもしれません。しかし、ここで思ったほどの感想が返ってこなかったらどうでしょうか。</p>
<p>大人が子どもの行動を見て無反応な場合は二つに別れます。一つは本当に興味がない、何が面白いのかわからない、リアクションのしようがない時です。できれば褒めてあげたいものですが、どう褒めるか叱るか悩みどころです。</p>
<p>こんな時には素直に子どもに聞いてみましょう。それは何か、何が凄いのか、今までとどう違うのか、尋ねていくうちに子どもは説明することを覚えていきます。そして少なくとも自分に興味を持ってくれていると実感することができます。</p>
<p>もう一つは大人がわざと無反応を装う場合です。子どもは一度褒められると、次には同じことをしたり、同じ物を持って来たりします。何度も同じように褒められようとしますが、これでは成長が止まったままです。そこで何回かやり取りした後に、わざと反応を薄くしてみるのです。</p>
<p>これで子どもは悩みます。より大人の興味を引く方法を自分で考えるのです。言い換えれば無反応なことは子どもに柔らかくNOと言っていることになります。これで子どもが頭をひねって考え出してきたアイデアが正しい方向だったら褒めて、間違った進化だったら理由と共にダメだと言えばいいのです。</p>
<h3>次の行動の準備</h3>
<p>子どもは自分が何か行動をして、そして返ってきた対応を見て次にやることを選択します。褒められたのなら、もっと褒められるように、もっとうまくできるように努力するでしょう。叱られたのなら、泣いたり怒ったりのあと反省し、恐る恐る次の行動を選びます。</p>
<p>失敗した部分をうまくやりなおそうとする場合と、全く直前までと関係のない行動をとるパターンがありますが、後者の場合は叱られて嫌になったことよりも、うまくやり直す自信がない場合が多くあります。</p>
<p>無反応だった場合は、子どもは他の場合よりも頭を使わなければなりません。今までやっていたことを、より強く、大きく、速く、的確にやったほうが喜ばれるのか、全く違うことをやった方がいいのかを選ばなければならないからです。</p>
<p>これは子どもの性格によって変わってきますが、試行錯誤して同じ路線を改良しようとする行為は論理的な積み重ね型の思考が強化されます。全く違うことをやろうとする場合は、感情型の飛躍的な思考が鍛えられるので、一概にどちらがいいとは言いきれません。子どもの選択を見守りましょう。</p>
<h3>一連のやり取りの記憶</h3>
<p>子どもは大人が驚くほどに、子どもと大人との間のやり取りを鮮明に憶えています。というよりも最初は全体の流れを理解していないので、大人の発言や自分の行動の一場面を断続的に記憶しているわけです。しかし何度も同じやり取りが起こると、子どもはそのやり取りごと記憶するようになります。つまり自分がブランコを漕いで褒められた、もっと勢いをつけたらもっと褒められた、全力で漕いだら叱られた、という風に全ての流れを記憶してしまうので、間の時点できちんと理由を説明していないと、何でそうなったか理屈付けて記憶をたどれないのです。</p>
<p>この場合は大人が言いたかったことは単に、ブランコを上手に漕ぐのは良いことだが勢いを付けすぎると危ないよ、ということなのですが、子どもの記憶で単純にブランコがダメなことに入ったりするのを避けるためにきちんとした理由の説明が必要なのです。</p>
<p>このやり取りの記憶は、それが終わっても子どもの意識の中で反芻されます。そして次の機会に、そのやり取りの記憶を取り出して応用するのです。これは毎日の習慣などで、もっとも発揮されることです。歯磨きはご飯を食べた後、歯磨きを持って、歯磨き粉を付けて、一連の動作があって、最後にうがいをして口を拭きますが、この時は最初に大人から色々と注意をされながら、その手順を憶えます。</p>
<p>そうしていくうちに日々のやり取りの記憶から、今度は大人にこう言われるだろうと思いながら、先回りしてそれが出来るようになるわけです。内言語化されていなければ、子どもは独り言で自分で自分を注意しながら一連の行動をやるかもしれません。</p>
<p>この例でいえば、これで一つ一つの手順と行動をまとめ上げた「歯磨き」という手続きを学習したことになります。まだ色々な不測の事態には対応できませんが、歯磨きをしなさいと言われて、自分で一連の動作を順序良く繰り返すことができるようになるわけです。</p>
<p>このようにして物の名前を憶えたり、言葉の意味を憶えるような単純な記憶ではなく、一連の流れと手順を包括した手続き型の記憶が完成するわけです。これは例えば保育園までの道順を憶えたり、お店での買い物の手順を憶えたりと、今後の人生でよく使われる重要な概念なのです。</p>
<h3>「流れ」を学習する</h3>
<p>一連の手順を学習することができるようになると、急に子どもが成長したように見えます。今までバラバラに覚えていた幾つもの事柄が、短期間のうちに互いに関連付けられて複合的に再記憶されるのです。これまでは記憶したことは、即役に立つとは限りませんでした。しかし、手続きの中で記憶された事柄は再利用しやすく応用も効くのです。</p>
<p>こうして短い単位の時間の手続きが記憶されれば、それを複数に組み合わせて、より広い概念に拡張しようという動きが子どもの中で起こります。</p>
<p>今まではなんとなく結びついていた朝の行動も、朝は起きて顔を洗ってご飯を食べて、歯を磨いて、着替えて、保育園に行く、という一連の手順で表されます。一日の概念も同じように朝起きて夜寝るまでを、一週間の概念も休みの日を中心に覚えることができるようになります。経験が深まればクリスマスやお正月、夏の海、スイカ等の記憶を結び付けて一年間の流れを把握することも出来るようになるのです。</p>
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