赤ちゃんの花粉症対策

春も半ば、過ごしやすい季節ですが、花粉症も本番のシーズン。
症状でキツい想いをしているママも多いことでしょう。
今回は「赤ちゃんの花粉症対策」についてです。

赤ちゃんは花粉症になるの?

以前は「5~6歳以下では花粉症にならない」と言われていました。最近では2度目の花粉シーズンを迎える1歳以上から花粉症らしい症状が出てくる子が見られるようです。(1歳以下では親御さんからのアレルギー遺伝などを除けばありません)

ただし自分の状態を言葉で説明できない乳児期のこと。パッと見ただけでは風邪や他の疾患と区別がつきにくく、花粉症だとわからないまま季節が過ぎてしまうことが多いようです。

夜間の夜泣きが増えたり、ミルクの飲みが減ったり、イライラや顔面の紅潮が多いようなら病院受診することをお勧めします。

花粉症にならないための対策

基本は大人と同じ対策が必要です。花粉をなるべく家に持ち込まない。こまめに掃除機をかける。部屋の湿度を整える。これは家族も協力して、できるだけ発症しないうちからも花粉を遠ざけてあげたいものですね。

花粉症の外出時の定番「マスクやゴーグル」が出来ないため、外出時は呼吸が苦しくないように気をつけてスカーフやスタイを工夫してください。ベビーカーに雨用のビニールカーテンが付いているものもあります。外に出るときの着衣はできるだけツルツル素材の物を使い、帰宅の時にパタパタとはたいてあげてください。

洗濯物や布団も外から入れるときにはパタパタと花粉を落とすことを忘れずに。大人は違和感を感じたら自分で換気や掃除ができますが、赤ちゃんは自分で部屋から移動もできません。周囲の大人が気にかけてあげましょう。

花粉症の赤ちゃんに気をつけてあげること

外から帰って顔の紅潮が取れない、鼻水や涙が続く、目をこするようなら病院受診してください。赤ちゃんに合わせて弱い点眼薬、点鼻薬が処方してもらえます。くれぐれも専門家に相談せず市販の花粉症薬を赤ちゃんに与えるようなことはやめてください。

たとえ花粉症ではなかったとしてもホコリやダニ、花粉の粉塵自体もクシャミや病気の原因になります。こまめに掃除して清潔を保ってあげてください。

赤ちゃん本人は花粉症のことなど何もわかりません。急に不快な症状が次々と自分の体に起こり、イライラ、ムシャクシャ、大泣きが続きます。乳児の精神的なストレスも大きくグッタリとした日々が続きます。ですが外出しての気分転換も難しいのが花粉症です。

通常よりも多めにスキンシップを取り、室内の温度や湿度や照明の環境も整えて、赤ちゃんのストレスをできるだけ解消するようにしてください。